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2009年1月30日 (金)

類型的な

 ここに戻って生活するようになってから15年、二人だけ頭が下がるような思いのする人に会った。ひとりは勤めた先の上司、T先生。もうひとりは月岡住の人間国宝、刀剣鍛冶師のA氏である。A氏には企画展のための刀剣借用等のお願いで何度かお会いしたが、初めの頃、私ひとりで伺ったことがあった。その時用件が済んで帰る私を玄関に出て見送ってくれたのだが、その姿が車のルームミラーにずっと映っていた。名刺で私がペイペイであるのを知りながらである。この逆は県立の某美術館の館長。上司二人に連れられ作品借用のお願いで面談した短くはない時間、名刺さえ持っていない末席の私にたったの一瞥さえしなかった。「ああ、俗物だな」と思った。みんな類型の域を出ない。ただ某保存会のKは類型的でない点、面白い。

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