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2009年4月28日 (火)

夢に

 大学構内の事務所に彼女と入っていく。彼女というのは大学の時の。私が聞いてくる、みたいなことを言ってカウンターに向かう彼女。係の人は自分では判断できないらしく、人が替わる。「学園祭会場の下見に来た」というようなことを彼女は言い、替わった人は壁の予定表を見る。予定表を見て、僕らを見る彼の目は、なにかいかがわしい行為に使うのじゃないか、という疑いも持っているようにも。この一連のシーンの中で彼女がスーツ姿、そして自分もスーツだと認識、共通の仕事でここに来ていると思う。僕らを会場に案内する男の手には二冊のノート。それはA6で、分厚くなったのは何でもかんでも貼り付けるから。つまり僕と同様「情報は1冊のノートにまとめなさい」を実践している人だと思う。それにしても箱ぐらいの厚みになっているのはあらゆる物を貼り付けるからだろう。廊下の床にはこれもA6ぐらいの紙切れで四方をガムテープで留められたのがずっと貼り付けられている。中高生が英単語を覚える時使うカードのようなそれも案内する男の仕業かとも思う。廊下からは一階の運動場が見える。つまり吹き抜けになっていて、これは時々ランニングに使う神林のパルパークと同じ構造、というかパルパーク。その廊下を歩きながら「異国的で魅力ある私の顔でもなにか疑いを持たれたわね」みたいなことを私に顔を向けて彼女は言う。この時初めて大学の時の彼女だとはっきり認識(夢の中に出てくる「彼女」は複数の人が入り混じったイメージで、誰なのか後で特定できないことが多いが)。その台詞を聞いて僕と同様塾の先生でもやっていたことがあったのかと思う。木造校舎のような階段を上りながら今の状況を聞きたい衝動に駆られるが、言葉を捜すうちにやめる。屋上に出ると、そこは大型電気店のようなところ。彼女は財布を出し、借りた二千円を返すという。「やめてよ、そんな二十年も前の話」みたいなことをいうが、ふとここは修羅場を演じた場所だと気付き気分が悪くなり、頭を抱える(こういう場所でそういう状況は実際には無い)。自分でも大袈裟に思えるぐらいの表現だったが、確か気分は悪く、精神的にも不安になってくる。

目覚ましを見ると四時前、今起きると今日の出張の会議、居眠りするなと思いつつ階下へ。母親の部屋は相変わらずテレビの明かり。母親は薄暗がりの中で入っていく私に顔を向ける。テレビはリフレインの天気予報。「さんびろ、ストーブ点けろが」

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