霜降
昨晩急ブレーキを踏んですんでのところで轢かずにすんだ仔狸が、今朝そこから遠くない道の真ん中で死んでいた。鉈打峠にも一匹。近付く車に逃げようともしないのは、怖いことを知らないからでなく、ライトに目が眩むかららしい。朝露に濡れた屍の毛は濡れた髪のようになっていて、訪れた死の、その証のように見えた。
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