ピーナッツ太郎のような
これもよくある状況だが、受けるべき授業がある教室を探して校舎をうろうろしている。ようやくそれらしい教室を見つけるも授業は既に始まっていて入りづらく校舎を出る。もっと早くから真面目に出ていればたった一回サボったくらいでどうってことないのにと後悔しながらベンチに腰掛ける。残り回数が少なくなればますます出づらくなる。この単位は今年は取れないなという落胆。目の前で老人がサッカーボールのように靴の片方を蹴っ飛ばしている。まだ新品の茶色い革靴。すると他にも老人が集まってきてボールを奪うように靴を取りあい、一本の棒目掛けて蹴り合う。地面に突き刺したその棒の先端に靴が裏返しになって引っ掛かればゴールらしいが、それは難しいだろうと思っているうちに彼等はいなくなり、私の両足の間にほその靴がある。しかしそれは靴でなく、ピーナッツ太郎のような駄菓子の入った袋。さりげなく拾い上げ食べるととても美味しく、授業が終ったらしく校舎からぞろぞろ出てくる学生たちの中でこの顛末を見た者はいないだろうかと警戒しながらもピーナッツ太郎に手を伸ばすのを止められない。(付記-この駄菓子の封は僕が手を出す前から切られていた。またピーナッツ太郎に似ていなくもないが、バタートーストを小さくしたような、しかしポテトチップスほど薄くはなく、前の晩食べた「さくら工房」のバタートーストの影響があるようだ)
| 固定リンク
「たった今見ていた夢」カテゴリの記事
この記事へのコメントは終了しました。
コメント