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2010年6月29日 (火)

審判を縛る

 広く暗くて雑然とした屋内で野球の試合に出る支度をしている。時間がないのは分かっているがもたもたしてうまく準備ができないでいると、外ではそろそろ始まりそうな気配。仕方なく、靴下も履かず靴は手に持って外に出る。もしかして俊足を買われて1番なのかと急ぐと、自分以外の全員所定の位置について俺がバッターボックスに入るのを待っている。濡れた靴下を履き靴紐も適当に結んで、とにかく早くバッターボックスに立とうとする俺を審判は悪い目つきで見ている。今にも遅延行為でアウトと言いたげなのである。場所はグラウンドでなく、斜面を一部削って平らにしたような狭い場所。草も生えている。バッターボックスに入ろうとしてバットがないことに気付くと、それさえ忘れたのかという周りの視線を感じる。バットを借りて構えると、ピッチャーは緩い山なりのボールを俺の後ろに投げ、自分で走ってきてその球を打った。ゴロでファールになったが、フェアーなら俺は一塁に走るつもりでいたので、なにか混乱した気持になり、さっきから俺に面白くない態度でいる審判にこれはルール違反だろうと詰め寄る。するとそうでもないという顔をして何とも言わないので、俺は逃げないように傍に立っている棒にその審判を縛る。それで他の誰かを呼んで来て裁定を仰ごうとする。そこで夢は覚めた。

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