わたくしの面影を追う
今年の梅雨は雨の日が多い、梅雨らしい梅雨だったが、それが明けた途端(18日から19日、ちょうど八幡平から秋田駒に行った頃)猛暑となり、今に続いている。この二、三日は特に暑く、日中は外に出られないと父も言っていた。昨日はその暑さの中、廃校になった校舎に消防の検査が入り、その立ちあい。プールで遊ぶ子供達の声だけが生き生きと響いていた。
暑い暑いと言うのも立秋まで。立秋を過ぎれば夜は涼しくなる。夏が過ぎるのはいかにも速い。
私に失くすものは、時間と、それに伴う気力だけだから、気力のあるうちにやれることはやったがよい。いろいろのことがいろいろな形で終わっても、大団円はひとつの形。
三泊で燕から蝶ケ岳まで縦走、その一部ルートは二十年以上も昔、常念から槍に向かった時と重複したが、思い出のかけらも落ちていない。色々な事があった大学生活が終わって上板橋の塾に勤めていた時代、諦めようとして諦められない、諦めるつもりはないのに諦めていた、そんな気持ちを今だに引きずっているのか、すれ違う人の後ろ姿に昔の私の面影を追う。(大天井岳から常念岳への道で。彼等はその荷からして、やはり槍に向かうのだろう)
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