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2010年9月22日 (水)

学芸員

 博物館の搬入口から四、五人で大きな古い角材を二本運びこむ。そこには有名な外国の画家が絵を描いているので美術品だが、私はそれを返しに来たところらしい。年配の女性がドライバーで木を突いて虫が喰っていることを発見。私もあちこちつつくと、ドライバーの先はすっと木に刺さり、かなり喰われている。二、三ヶ月しか借りていないのに、その間にこんなになるのはおかしいと思うが、借りる前にお互いに状態を確かめているはずだからそうとも言えず、こちらの費用でガス処理させてもらうしかないと思うが、もう一本の方がもっと気掛かり。それは真ん中にひびが入っていて、借りている間にしてしまったことで、既に電話でお詫びはしたと思うが、実際の状況を見るのは初めてなので、どういう判断を下すのかと心配。年配の女性が戻ってきて、やはりガス処理をすることになったという。そこにここの館長がこれからゴルフに行くような装備の団体の一人として通りかかり、ひびの入った木に目を留める。(ここからが曖昧というか、夢の中でも非現実的で、理解できないが、木は中が空洞で、その空洞の木に服が着せてあった。館長はそれを脱がすと自分で着ようとする)部屋に一人残った私は、二本の木を写真で撮る。戻ったらすぐ報告して予算措置をしなければと思いながら。
 もちろん覚えてはいないが、借りた物を損じてはいけないという緊張感とか不安とかは常にあったから、以前はこの種の夢を見たこともあるだろう。

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