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2011年2月15日 (火)

彼の自由

 大事な事は1/10も言えないし余計な事は誇張して喋る
 真冬となって靴下を履いて寝ていたが 昨日も今日も夜中に脱いだ
 足が冷えても熱くても眠れない
 いかにも不自由  言葉も体も
 稼ぎに応じた暮らしができる 慾と器量と運次第
 そんな自由もある
 除雪車が来なくなったら、H家の犬の声が朝一番の音になった
 散歩を要請する声は春が近付くにつれ早くなる 夜が明けるのと同時なのだ
 だから目ざまし犬 あるいは鶏犬と名付けよう
 目ざまし犬の自由は吠える事
 文書を配りに行く度に私は必ず吠えられた
 それが嫌で餌など持っていったこともあったが
 食べるのと吠えるのと両立させる器用さもある
 朝の散歩はじいちゃんの役目
 

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