ブナの新緑を見れば
今日は確かに大変愉快な日であった。登山口への林道は途中から雪で進めず余計に歩くことになったが、カタクリも咲いていた。イワウチワも咲いていた。タチツボスミレ、キスミレ、ショウジョウバカマ。クロモジ、キブシ、アブラチャンの花。そして何よりブナの新緑。残雪に映えるものこそブナの新緑。姥石の陰に頭巾山に行くと書き置きした荷物があって、頂上からその行方を推測しながら昼食をとっていると、「寄る年波には勝てない」とひとりごちながら着いたのはH村長(昨日は某会合の来賓に来ていただいて、多分しこたま飲んでいらしたのに)。下山時には熊捕りの二人組、鉄砲一丁降り出した雨に濡れぬようビニールに包んで、観音峰と雷峰の間、女川に落ちる谷をずっと立ちながら見張っていた。観音峰で振り返った時、二人の姿が三人になったのはH村長が加わったからだろう。雨の中、ブナの新緑はいっそうきれいに山を飾った。
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