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急峻な岩山、大源太山を越えて、七ッ小屋山に着く。そこから汗も引くような別世界を歩く。見渡すかぎりなだらかに広がる笹の原、そこに引かれた一筋の登山道はニッコウキスゲに縁取られ、その花道を進めばミヤマリンドウ、イブキトラノオ、ハクサンフウロ、キオン、サワヒヨドリ、コシジシモツケらも迎えてくれる。ここは、上越の境、昭和の初めまで人々はここを越えて日本海に臨み太平洋を見た。清水峠、蓬峠、どんな人生の途中でここを通ったのか。人はなぜ自然の美しさに感動できるのか。ずっと恋い続け、そして厭きもせず、歩き続けて。確かに屈託も忘れて。
投稿者 桜咲春 時刻 04時29分 雲の湧く稜線に | 固定リンク Tweet
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