夢の続き
君の言葉を忘れて 僕が生きれる場所は 限られている 浮き石を踏まぬように歩く坂道 オトギリソウの咲く道 コバイケイソウに囲まれた霧の木道を進めば僕らは突然室堂の前に立つ もし夢が続いていたら 君の声を霧の中に聞くこともできたはず 僕らの信じた全てがハクサンフウロの花の色に変わり 生きてきた時間がクロユリの花の中に イワギキョウの花の色はいつかくる晴天の空を宿す
今日明日の雨は免れない、3日目の予報も山なら雨になる可能性が高い。濡れた岩稜を歩く危険を避けて、どしゃぶりの県内を真っ直ぐ西に車を進めた。北陸の方が若干予報が良く、花を見るだけならそう天気も苦にしないで済む。そういえば今年の五月の二王子岳で、石川から来られた年配のグループに白山の事をいろいろ教わった、八月上旬が見頃だと。それも縁だと思ってバスに乗り換える登山口まで行ったが、ここも雨。それで最終日の観光、東尋坊・永平寺を今日にして明日は荒島岳、3日目にまたここに来る、と日程を逆にした。それが功を奏してこの山行、全くカッパを着なくて済んだが、一大景勝地を目前にして土産屋のウニから離れず、ようやくの東尋坊も岩ヶ崎みたいなもんだと愛想の溜息も洩らさない。僕も東尋坊は一度見れはいいとは思っていたが、大きい岩ケ崎の比喩は思いつかなかった。
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