所感
努力と関係があることもあるが、無関係なことも多い。
「死の時に仰向かんことを」と詩人は云う。「せめてこの頤が更に小さくならんことを」と。
「その涙は自分が死ぬ時のためにとっておけ」と作家志望の青年は言った。「それが本当の感傷主義だ」と。
もう怒ることも泣くこともないと思ったこともあったが、そうでもなかった。器の問題だ。溢れ易い。
十匹二十匹と入ってきたカメムシが、昨晩は駅伝の練習(伴走)で部屋にいる時間が少なかったためか、わずか一匹だった。目止めが効いたのか、あるいは集中して入る時期があるのか。
先日の運動会のリレー、「速かったですね」と折々言われる。褒められることがないので謙遜の仕方が分からず、ただへらへら笑うだけだ。上杉鉄平なら「俺より速いのはもうひとりくらい日本にいるんじゃないかな」と言う場面だけど。
ストイックに生きる難しさをこの頃よく思う。
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