ひとつ良ければ
「山の会」の登山に参加し、なぜか先頭を歩いて、時々道を間違える。岩山を登り始めた後、広い畑地に出て、墓のようには見えない木柱に熱心に手を合わせている老婦の脇を通ると登山口の標柱があった。そこからなぜかお寺の中を通る。屋根裏の梁を伝って台所に下りると親しげに話しかけてくる人がいて、その話の最中にビールを忘れたことを思い出す。自分だけ飲まないのも野暮だし、飲めないと言うのも無理がある。貰うのも「しょし」だし、と思っていると、冷蔵庫の中にカンビールが見えた。旅館にあるような、横広の全面ガラス扉の業務用の冷蔵庫。その缶ビールを譲ってもらえばいいと思うのだが言い出せない。いつのまにか靴下なんかも脱いで座り込んでいて、周りにはМT他良く知った親しい人がいる。隊列にはかなり遅れて、頂上に着いてなかなか来なければ心配するかもしれないと焦る。二枚重ねの靴下の五本指のアンダーソックスがなかなか履けず更に焦りは募るが、その時思いついたアイデアは、約束を忘れていたので急遽帰ることになったと電話すること。
目が覚めると頭が痛い。鼻も詰まっている。風邪をひくようなことをした覚えはないのにと昨日を振り返る。晴天の運動会で、出発係り。リレーの選手にもなって、トップでバトンは渡したが、渡し方が悪くて落としてしまい、拾いに戻った次走者の女性にはすまないことをした。それでも結果2位、落さなかったらトップだったかもと思う気持ちもあるが、大健闘とも云えるので。その後、走るべき月曜の明日は登山で走れないのでと堤防を走る。どーむに戻った時喉がいがらぽかったが、そのせいかと。
トップでバトンと渡そうという気持ちは強かったが、せめて転んだりバトンを落としたりはしないようにしようと思っていた。バトンを落とすとは走っている途中のことで、渡す時ことは予想していなかった。なぜか風邪もひいた。ひとつ良ければ二つも三つも悪い。一つでも良いなら可とすべきか。
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