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2011年11月 4日 (金)

カメムシ通信

 山頭火風に詠えば
 「痩せこけた野良犬が勃起している」
 Tの猫は痩せているうえに毛並みも悪い。それなのに野良猫のぶた猫は丸々と太ってふかふかつやつやの毛並みだ。武士は食わねど高楊枝、みたいなものなのか。あるいは、僕のように餌をやるパトロンが数人いるのだろうか。不思議だ。
 毎日数匹から二三十匹のカメムシを捕っている。異口同音に言うように異常に多い。ストーブを点けて部屋が暖まってくるとブンブンと出てきては飛び回り、キリがない。数珠つながりの豚を連想する。ステッキでポンと叩くとキューと鳴いて落ちていくけど、限りがないので疲れてくる話。カメムシとこの豚の愚鈍な感じも似ている。
 窓際のミシン台の上に、洗濯してまとめて置いたTシャツの中にもカメムシ。紺のTシャツを力いっぱい振るとパラパラと四五匹廊下に落ちる。黒っぽいのが好きなようだ。もし迂闊に着ていたらと思うとゾッとする。

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