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2011年12月16日 (金)

除雪車

 この冬初めての除雪車の音が未明から聞こえた。
 ダウンタウンの松本も稀に夢に出てくる。彼が隠密に妻子と暮らす古い木造のひと部屋を偶然見てしまって、彼と二言三言言葉を交わす。
 街中を走っていて、同じように練習している人たちを元旦マラソンに誘う。スタート間際になって自分が走るような恰好でないことに気付いて、慌てて事務所に入る。自分の事務所?が傍にあって透明な衣装ケースが何段も積み上げられている。そこにレースで着るウェアが種類別に入れられていて、すぐ出せるはずなのだが、なぜか滅茶苦茶バラバラになっていて、ランニングシャツや短パンを見つけられない。多少遅れてもすぐ追いつけると思うが、探してもないので不本意ながらそのままの恰好で走ることにする。夢の中のスタートでまともに走りだすことはない。実際にはそんなことは一度もないのに。もっとも今朝のそれは、喉の痛みで走っていない焦りが根っこにあると思う。
 言行不一致の因果か、最近は風邪といえば真っ先に喉が痛くなる。軽症なら喉の痛みだけで済むが、喉だけはつまり痛い。大きい声を出すな、多くを語るな。
 「さんびがったんが雪いっぺ降ったろブルの音もしたんが」ストーブを点けに母の部屋に入ると母はもう起きていて、薄暗がりでもこちらを向いているのが分かる。テレビも点けると「もうちっと音おっきょしてくれ」と言う。「幾度も雪の深さを尋ねけり」という子規の句を思い出す。

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