立派な塀
僕に字を墨で書いてくれと言う。「立派な塀」と書いてくれ。僕はうーんと首を傾げて「立派というのが曖昧で個性がない」と言う。立派な家屋敷を囲う立派な塀、そんなイメージしか広がらないと「立派な塀」は書けないと言う。
今スタートしたランナー達を車で追っかけて順位などの速報を無線で入れてくれと頼まれる。僕が暇そうに、あるいは物欲しそうに見えたかしたのだろう。快諾すると袋に入った伴走セットみたいなのを渡される。僕は交通規制を通れる審判車とか実況車とかいう表示の類があるかどうか真っ先に確認したのだが入っていない。そう言うと「あああれね」みたいな返答で拍子抜けもするが、面白い仕事だとは思っている。
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