散らかすよりいい
坂道のカーブにある脇道で野宿しようとしている。車が通るので道の入口にタープのような物を張って見えなくして。外は大雨になり、タープを上げて覗くと、道のすぐ下は町で、この雨のために車も渋滞、町の人も右往左往している。≫大きな部屋、事務所のような、地域の集落センターような場所にいて、雨でない地域を調べようと時計を見る。けれども天気を調べられる時計をしてくるのを忘れてきた(天気を調べるのは携帯電話で、そういう時計は持っていない)。仕方なく公衆電話で調べようと、小銭を出して電話を掛けるが、ここの地域の予報しか流れていない。朝日連峰の方は確か晴れのはずだったがと思う。ここから一番近い百名山はどこですかと周りの人に聞こうとしたが、名古屋に百名山はない思い、やめる。ここは愛知らしい。
黎明犬がこの時期、夜明け前の暗いうちから鳴くのは、新聞配達の車に刺激を受けるからのようだ。軽トラが通る音がしなければ明るくなるまで黎明犬も寝ている。
暗い部屋に母の顔は戸を開けて入っていく私の方をさっと向く。ゼノールをかしてくれと言う。ゼノールを渡すと届かないので塗ってくれと言う。自分でやらねばリハビリになんねよとは言ったが、動かない左足の裏に届きようもないので私が塗る。このあいだはせつねかったと言う。腹ばんばんに張って、子宮からズボンが出てきたと言う。下ズボンも足の指で引っ掛けて引っぱり出したと言う。実際母は自由の効く右足を使って靴下も脱ぐしズボンも脱ぐ。「なんでもよぐでしもでおくんだったが、こんだなってもよぐだんだね(慾深くてなんでもしまいこんでおく人間だったけれどこんな身になってもそれは変わらないね)」と言うと「なんでもなげでおぐよりいいごで(なんでもほおり投げておくよりいいだろう)」と言う。
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