颯爽と
今朝の夢が特別な夢だったわけではないが、なぜかまだ一部分は覚えている。両脇に住宅が立ち並ぶ町の中の坂道を自転車に同僚二人を乗せて走っている。同僚といってもかなり年下の二人、担当が違うので部下という感じではない。彼らが夢に出てきたのは初めてかもしれない。三人乗って自転車が壊れるんじゃないかと心配している。この自転車は上板橋に住んでいた時買った物。これで塾に通勤もしたしH先生達と都内をサイクリングしたりもした。新潟での三年間もこの自転車は大事な足だった。盗まれて一度は戻ってきたが二度目には戻らなかった。その自転車が唐突に夢の中に出てきた。坂道が大通りにぶつかった所で二人と別れ、今度は自転車を引いて歩道を歩き始めた。なにかで着ていた背広がひどく汚れ、傍の川で洗うのだが、その水が泥水だったので汚れは落ちない。「東京にはきれいな水がない」みたいな独り言を言う。歩道の脇に小さな駄菓子屋のような店があり、あんまり密かで地味で、昔から続いている感じに心引かれ、自転車といっしょに写真に撮ろうとする。
この自転車に乗っていた時代は、自転車に乗って颯爽と、風を切って走るような、そんな時代であったかもしれない。
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