うつつ
寝苦しく目を覚ますと、びっしょり、汗をかいている。
「あっちぇえ」と言うのは寝言なのか現なのか。
終わりの予感で夢はいつも支配されている。振り返っても俯いても寂しいばかりだ。孤独に耐える精神力もなく、小説を書く体力もなく。
暑いと言っても不平ではない。だから暑いと言うのに頷くだけだ。どんなに暑くても寒い冬よりまだましだと私は思っている。雪に辟易する冬よりずっと良い。ただ暑い暑いと言っていれば良い。でも、どうだろう。サハラで死ぬのと南極で死ぬのと。それはまた。
| 固定リンク
「たった今見ていた夢」カテゴリの記事
この記事へのコメントは終了しました。
コメント