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2013年3月 3日 (日)

ゴイサギ

 週末の昨日今日は予報通り荒れて山に行く気も起きない。吹雪の様子を二階から見て、止んだら買い物に出ようと思うが、弱まったり強まったり、一日こんなだろうと出ることにした。電気ポットが壊れて、母の尿取りパッドも父に頼まれた。パルハークで走って、床屋にも寄って、五時まで帰ろうと計画を立てたが、床屋とランニングのどっちかの時間しかなくなり、先客がいて、いつもより時間の掛かった床屋でシシャモのフライを貰って帰ってきた。高田橋を渡る時にゴイサギが見えた。空の高いところで、雪交じりの強風を受けて、ほとんど羽を動かさず、一ヶ所に漂うように飛んでいた。トンビやカラスが風を楽しむように、こんな姿で飛ぶのは良く見かけるけれど、ゴイサギは初めて見た。だいたい寒くはないのだろうか。ここら辺の年寄が家の周りの雪をいじって、寒くなるとコタツに逃げ込むのと訳が違う。コタツみたいなねぐらであるはずがない。どうも、鳥の気持ちも分からない。
 ゴイサギは僕の好きな鳥だ。後ろに二本、ひゅっと飛び出た冠羽が好きだと言う人もいるが、それはむしろ「いさっている」ようで好きになれない。
ごろっとした感じが好きなのだ。昔は鳥なんて知らなくて、この鳥を初めて見たのは新潟にいる時に沼の縁かどこか。どうしたってここら辺の鳥でないな、大変珍しい渡り鳥の類か、動物園から逃げてきたやつに違いないと、大変興味深く注視した記憶があるが、ここに戻ってきたらしばしば見かけるので、集落の愛鳥家のTMに聞いたら大変ありふれた鳥だということだった。ありふれていても、やっぱりゴイサギは好きだ。知らない人のために説明すると、サギをぐっと縮めて、首もなるべく縮めて、どんどん太らせてずんどうにした感じ。あるいはペリカンをスリムにした感じ。但し、嘴の下の袋はない。
 シシャモのフライは揚げたてだと言っていたので、帰ってすぐ食べてみた。二本三本と食べて、また二本三本と食べて、父にも四本やると二本食べた。夕食にも付けると二人とも全部食べたように見えたが、犬に流れたかもしれない。
 本当はゴイサギが食べれば一番いいような気がした。

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