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2013年9月23日 (月)

東京での山行⑥常念から槍穂1/4

  1985年は7年いた大学の最後の年だ。そのこととこの縦走に因果関係はないが、多分そうだろう。
 タクシーには乗らなかったので、バスがなければ歩いた。駅から常念の登山口まで夏の暑い盛りに随分歩いたことを覚えている。ようやく山に入って、沢の水をしこたま飲んだら腹を壊して、テント場にした河原の流木の上で脱糞すると、まるで滝のように落ちていったのは幻でない。幻であるはずもない。2日目、常念小屋の前に荷物を置いて常念に登り、夕方大天井(「おてんしょう」と読む)のテント場に着いた。エアリアでのコースタイムは10時間、楽ではない行程かもしれない。そこから槍までは表銀座、アルプス銀座と云われるコースと重なるが、その後の槍から穂高の道と比べれば登山者は少なかったような気がする。天気は最高に良かった。この3日目、奥穂までの4
日目、今なら何百枚も写真を撮るような天気だったが、フィルム写真はそうはいかない。槍までの東鎌尾根は鎖場が結構あった気がするが一枚の写真もない。①柏矢町は穂高のひとつ前の駅。今地図で見ると常念の登山口辺りまで十数キロはありそうだ。下の写真に写っている山は常念だろう。
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②一枚目は常念小屋の前、三枚目は大天井の小屋。いずれの小屋も泊まったことはないが、三年前見たのと全く外観は変わらないようだ。なにか不思議な気もする。
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③槍を背景にして写した写真は画鋲の痕がある。多分西船のアパートの壁に貼っていたのかもしれない。ちなみにこれから行こうとする東鎌尾根は槍から左下に連なる尾根で、右は北鎌尾根だ。左の山は大喰岳だろう。
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