東京での山行⑦北岳
北岳に沢登りで入ったことは確かにあったが、それがいつなのか、どこから入ったのか写真を見ても新たに蘇る記憶はない。ただ写真にはルートを推定する情報がある。「鷲住山吊尾根」、吊橋、大きな滝、雪渓、「中白根山」「北岳」「北岳の肩」。地図を広げ、ネットで調べると、甲府駅から鷲住山(わしのすやま)展望台までバスがあり、吊橋は野呂川吊橋、滝は三ツ滝のようだ。初日は例のように河原で、2日目に稜線に近い雪田にテントを張って、3日目に「中白根山」「北岳」と山頂を踏み、北岳を越えた所の「北岳の肩」で幕営したことになる。4日目には広河原に下りて帰ってきたのだろう。花が夏の花だから槍ケ岳と同じ年だとは考え難い。夏休みでもバイトはしていたから、そんなに休みは取れないだろう。大学の七年間続けた夜警のバイトも卒業を間近に止めた。でも西船のアパートにはその後二年居たから、そのいずれかの夏ということか。
①欄干の後ろの標柱に「鷲住山吊尾根」
②Sさんの足元にザイルがある。沢登りといっても運動靴を履いて、このザイルを持つ程度だったろう。その他特別な装備は無かった。
③ネットで調べると三ツ滝というのに似ている。Sさんがザックを置き、ルートを調べているようだ。
④この写真では分からないが、他の写真ではミヤマダイコンソウのようだ。
⑤北岳山荘だろうか。
⑥このバンダナは多分山道で拾った物だろう。でなければピンクなんて買わない。Sさんは山で拾った物を大事に使っていた。それに倣ったか、Sさんが拾った物を貰ったのかもしれない。このバンダナ、今でもある。命無き物は悲しくもある。
⑦「北岳の肩」の看板。ずっと北岳山荘の下のテント場で幕営したと思っていたが、違っていた。でも記憶は一切無い。
⑧脱いだTシャツで最終日と判断したが・・・。
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