榛名神社案内板
honjunさんは登山中にキジを撃つのが習慣なのだとか。そういえば昨年光兎山で、登山道から離れた藪にキジを撃つべくしゃがむ人がいて、本人は周到に隠れたつもりでいたらしいが、手前の道からは丸見えであったのだ。見たくはないものを見た不快感で先を急ごうとしたところに両先生がいらして、遅れて登ってきた人が彼だった。つまり雉撃ち名人その人だ。今回はそろそろ麓に着くという時になって、普段は見せない機敏さで先頭に立つと、アイゼンを履いたままガリガリといわせてアスファルトを闊歩していく。そうかトイレか見ていると、ザックはさすがに下ろしたがやはりアイゼンは脱がず、ガリガリと駐車場のトイレに入っていった。アイゼンを履いたままでは要件も達成しづらかろうにと思ったり、そういうレベルではない切迫感であったのかと推測したりして私は榛名神社の案内板を眺めていた。先生にはここに来るまで何十万年前かにできたというこのカルデラ湖についてのお話をうかがっていたけれど、たった一秒の猶予もないのが現世の常のようだ。
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