白毛門5/6
湯檜曾川を隔てて谷川岳と対峙するこの山は馬蹄形縦走で最初か最後に登る山だ。ネットで最近の様子を調べてはいたが、詳細が分かれば登らなかっただろう。
予報は晴れだったが、明けても雨はやまなかった。登山口で様子を見ることにして予定通りバンガローを出ると、道みち青空が見えてきた。最初から急登、ブナ林を抜けると一昨日登った谷川岳が見え始める。そして松ノ木沢ノ頭に着いた。Yは前途を望んでここで待つと言う。行ける所まで行った方が良いと僕は言ったが、結果的にこの判断は正しく、お蔭で僕ら三人が登頂できたとも言える。行く手は予想以上の急斜面で、ハーネスを作るためのスリング2本と30mのロープ1本、2人分は無かったからだ。登頂までは緊張の連続で写真は撮れなかった。当然下りの方が危ないし怖い。とにかく一歩一歩ピッケルを突き刺し声を掛けて進む。登頂を果たしてベースキャンプに戻るような、そんな感慨でYの待つ松ノ木沢ノ頭に着いたのである。①最初から急登。
②湯檜曾川を隔てた谷川岳が大きく見える。
③松ノ木沢ノ頭から前途を望む。
④もうすぐ頂上、あと一歩。
後ろは笠ヶ岳(左)と朝日岳
後ろは一ノ倉沢
⑤だいぶ下って写真を撮る余裕も。
⑥ようやく松ノ木沢ノ頭に着いて。
⑦行きも帰りもブナの新緑に迎えられた。
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