俎倉 晩秋と初冬の間2014/11/24
近くの山のほとんどは最初一人で登っている。土日は仕事で平日の休みに登るのが常だったから賑やかな山にぶつかることはない。大体は静かな、淋しい山行である。そんな時期に熊と遭遇しなかったのは幸いであった。俎倉も最初は1人で登った記憶がある。陰鬱な杉林を通り、ブナの急斜面を登ったところで稜線に出て、突然視界が開ける時の感動は、他の山にといっしょくたになっているけれども、俎倉でも感じたに違いない。目の前には蒜場、その左奥に白くなった北股。加治川を隔てて焼峰。二王子がその稜線からわずかにのぞいている。「集まり散じて人は変われど」山は相変わらずそこにある。
①久しぶりに参加の本準さんが嬉しそうだ。
②先頭を歩き、写真を撮る余裕もある。
③滑り易い鎖場も越えて
④尾根に出る。目の前に蒜場。
⑤俎倉頂上。蒜場と北股
⑥天狗の庭に向かう。
⑦天狗の庭
⑧昼食。池田さんの焼肉(又作のスタミナ)
⑨名残を惜しんで下山となる。
けれども本当の感動のドラマは下山時に待っていた。「不屈のボクサー、俎倉のジュン」の物語は、画面の端で微笑む本人も夢想だにしなかったであろう。
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