日向倉山
午前中は酔い痴れるような満開だったバイパス沿いの桜並木が、午後になって吹き出した風でだいぶ散り始めていた。散った花弁が所々で溜まって、桃色の帯になっている。花見の企画も無かったが、やっと来た春にやっと咲いた桜が、あっと言う間に散るのを見れば、花見もしないうちにと、切ないような気持になる。けれども残雪の山なら、なるべく登ったのだ。本当なら一週間に十日くらいは登りたいところだけれど、身過ぎ世過ぎで口を糊する下級官吏の身の上なら仕方ない。桜吹雪の中に一昨日登った奥只見の山を見るだけだ。
荒沢岳を背負いながら急登を1時間。
稜線に出ると素晴らしい景色、左から荒沢岳、中ノ岳、越後駒ケ岳。万歳だってしたくなる。
後ろは荒沢岳
頂上まであとひと登り
約2時間半で、頂上
頂上の藪陰で昼食、後ろは未丈ヶ岳、そして毛猛山。
登ってきた尾根を下る。
最後の下りを前に日向倉を振り返る。
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