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2015年8月 1日 (土)

鳳凰三山

前半2日間の風が強く、停滞を余儀なくされそうだったので、白馬、雪倉、朝日岳周回は止めて、南アルプスの鳳凰に行くことにした。鳳凰縦走だけで三泊は多いので、仙丈ヶ岳を加えることにする。夜叉神峠からバスに乗り換え、広河原で乗り継ぐと、そこから先は初めての道。終点の北沢峠で降りて、テント場に向かう。北沢峠はいずれも未踏の山、仙丈ヶ岳と甲斐駒ヶ岳に挟まれた峠で、ここまで来たなら二つ登りたいところだが、日程的に無理なので、南アルプスの女王と呼ばれ、花の百名山にもなっている千丈ヶ岳の方にした。
*24日初日、夜叉神峠駐車場でバスに乗り換える。三日後、鳳凰を縦走してここに降りてきて、右端に写っているソフトクリームの看板を見て荷も下ろさないまま頬張ったのである

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*北沢峠でバスを降りる。綿野舞さんの荷物は20㌔超。日頃の鍛錬の賜か、軽々と担いでいる。

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*長衛小屋前のテント場での夕食。

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*翌朝は2時半起床、ヘッドランプを付けて登山開始。樹林帯を抜けると展望が開ける。真ん中に甲斐駒ヶ岳とそれに続く鋸岳、その後ろは八ヶ岳。

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*正面中央が仙丈ヶ岳、それを取り巻く三つのカールの内の小仙丈カールが正面

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*頂上。北岳の左に富士山。

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*下りは藪沢を通る。タカネツメクサ。後ろに見えるのは中央アルプス(木曽駒、空木岳)右奥に御嶽山も薄く写っているようだ。

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チシマギキョウ

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昼まで戻ってテント撤収、1時半のバスで広河原に向かい、2日目の幕営。三十数年前、初めて北岳に登った時もここにテントを張ったことをうっすら覚えている。*吊橋を渡ってキャンプ場へ。
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*夕食後ぶらぶらしていたら河原に紫の花を見つけた。仙丈ヶ岳はシナノナデシコで花の百名山になっているが、一輪も見つけられず、ここに来て見ることが
できた。
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 3日目、林道脇からいきなりの急登が始まる。白鳳峠までは標高差900m。峠から早川尾根を歩き始めると妨げる物のない展望となる。
*Yが妙なる花を見つけた。レンゲショウマだと綿野舞さんが言う。初めて見る花。ここで10ポイントを取ったYだったが、鳳凰小屋への下りでオオビランジとタカネビランジの違いは花弁数だと大発見のように言い、良く見ると一枚の花弁が隠れて見えないだけだった。これで-20、つまりこの山行で-10の結果となった。
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*樹林帯を抜け峠に近付くと、背後を圧迫するように北岳が聳える。
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*早川尾根を登り始めると、甲斐駒(左)、八ヶ岳(右)も見え始める。
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*左に地蔵岳(オベリスク)の尖塔、右は観音岳
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タカネビランジは稜線の至るところに咲いていた。
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賽ノ河原、地蔵に供えられた花のようだ。
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*オベリスクに登る。
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夕方、鳳凰小屋に着く。ここにもテントを張った記憶がある。そして、空身で稜線まで(多分赤抜沢の頭)で行った時、突然目の前に現れた北岳に感動した覚えがある。北岳に登った翌年のことだろう。
*鳳凰小屋の前に咲くタカネグンナイフウロ
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最終日、観音岳に登りついて、それから薬師岳へ。この日も快晴で、白根三山、甲斐駒、仙丈、八ヶ岳、富士を見ながら、まるで夢心地で稜線を歩いた。
*1時間急登、稜線に出る。
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*富士を左に見ながら
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背中には甲斐駒、地蔵、そして八ヶ岳
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観音岳頂上
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薬師岳を目指す
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右には白根三山(北岳、間ノ岳、農鳥岳)
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薬師岳頂上
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南御室小屋で冷たい水をいただく
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夜叉神峠登山口に下山する。
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4日間ずっと快晴であった。出発の前日は雨、そして戻ってきた翌日も雨だったから、ちょうど間の4日を図星のように当てたことになる。なんという幸運だろう。砂礫に思い出は拾えず、白く渇いて、青春の回顧と悔恨は今なお、その稜線に引き摺った影のようでも。

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