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2015年10月 2日 (金)

栂海新道

 栂海新道は小野健とその仲間の山屋達の酔狂と熱狂で開かれた道であり、そこをどうしても歩かなければならないというのはYの近年の熱意だ。つまり人の熱中というものは伝染する。テント泊装備で一日9時間超の行程は熱に浮かされていなれば歩けない道だから我々も多少なりとも伝染していたのかもしれない。

 下山口になる親不知に車を置き、そこからタクシーで蓮華温泉に向かう。ガスの中を登ること3時間、突然広い平原に出て、そこが白馬大池、今日の幕営地だ。昨年白馬から下って通った時はガスって見えなかった大池の全体が見えた。花の季節はとうに過ぎたが一面にチングルマの綿毛畑が広がっている。5連休の予報は晴天、ねこもしゃくしも白馬に来るからすでに幕営地は一杯、なんとかトイレの前に2張のテントを張る。今回の新しい試みは小屋での食事。ハードな後半戦に備えて、なるべく荷を軽くするために夕食は小屋、弁当も頼むことにしていた。2300円のハンバークカレーを頂く。意地でもおかわりしようと思っていたが、500ccのビールを既に飲んでいたため、叶わず面目ない。
<蓮華温泉から三泊四日のテント泊いざ出発>

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<ずっとガスで眺望なし>
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<白馬大池のテント場。食事まで散歩に出ようというところ>
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<山座同定、観天望気>
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 2日目。暗いうちに歩き始めると朝日が大池を染めていた。これから進む雪倉、朝日を右に見ながら、小蓮華に続く稜線を登る。ここを通るのは三度目だが、白馬まで続く尾根がきれいに見えたのは初めてだ。征平さんなら「やあやあやあやあやあ」と声を上げ、中村さんなら「ブラボー」と叫ぶだろう。

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<池田会長も朝日に当たって神々しい>
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振り返ると戸隠、高妻、妙高、火打が朝日の中に
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右には雪倉と頂を雲に隠した朝日岳
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<先ずは新潟県最高峰小蓮華を目指す>
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<白馬を見ながら黙々と歩く。白馬の後ろで雲に隠れているのが杓子、白馬鑓、奥の見える双耳峰は鹿島槍だろうか。

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三国境で雪倉の方に転換すると、人は疎らになる。登山道は左の鉢ヶ岳を右に巻き、正面の雪倉岳に続くが、雪倉に登る頃には雲の中に入った。
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雪倉の避難小屋を過ぎる頃はガスッてきた。Img_0001_111
秋のウルップソウ。雪倉全域に残っていた。それにトウヤクリンドウ
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雪倉山頂。30年まえと同様、雲の中だった。
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雪倉からいくつもの湿原を通って朝日小屋に向かう。
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朝日小屋と日本海の夕焼
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22日(3日目)暗いうちに出て、朝日岳で日の出を見た。
ちょうど妙高山と高妻山の間から陽が昇るところだった。

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白馬、旭岳、清水岳と続く尾根の左後ろに剣、別山、立山が見えている。
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朝日岳から下ったコルが蓮華温泉と栂海新道の分岐、いよいよ本番が近付いてきた。
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ネットで何度となく見た岩に書かれたツガミの文字
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照葉の池から振り返ると、雪倉岳と、その後ろに小蓮華から白馬、旭岳の稜線が。
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富山湾を見下ろして長栂山を過ぎる。

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今日歩くべき行程が見え始めた。左の奥が犬ヶ岳。まだここから七時間余りも掛かるようには見えないが、つまりはアップダウンが覚悟を上回った。
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アヤメ平
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黒岩平を見下ろす。左端に今日の終着点、犬ヶ岳。

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黒岩平
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黒岩平から黒岩山を目指す途中の池
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黒岩平を振り返る。
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犬ヶ岳が近くに見えてきた。
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犬ヶ岳山頂と栂海山荘
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栂海山荘前にテントを張る。
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最終日も暗いうちにテント場を出て、ヘッドランプを頼りに道を辿ると、やがてブナ林になった。
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白鳥山への
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白鳥山荘着、ここも何度写真で見たことか。
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その展望台に登って海を望む。近くに見えるがまだ5時間10分のコースタイム。
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坂田峠を越える。あと3時間10分のコースタイム。
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二本松峠で休憩。あと1時間40分。
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最後の休憩。
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ついに下山!3日前に見た場所。
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日本海!
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Yの宿願、三人の一炊の夢、ここに完遂!


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