« 田代山 | トップページ | 月山二回目 »

2016年6月17日 (金)

そういう態度もとる

 玄関のガラス戸でバタバタと羽ばたいて外に出ようともがく蛾を横目で見ながら家に上がろうとすると、ズボンの中、パンツの下のちょうど尻の割れ目にその蛾が入った。それ以上の侵入を封じようと慌てて手を入れて蛾を掴むと、手に蛾の尻のむにゅとした感触があって思わずひるむが、放すわけにはいかない。しかし、蛾を掴んだ手を外に出そうとすると、ズボンのベルト辺りのしぼまった部分が邪魔をして出せない。ここで目が覚めた。これは瓶に入ったバナナを掴んで取り出そうとすると、引っかかって出せないという、猿のジレンマだ。蛾は嫌いな虫の代表だ。大概の虫は平気だが、蛾はだめだ。特に蛾の腹のぷくぷくした感じが気持ち悪い。これを掴んでしまったのは夢の中でも貴重な体験であろう。

 H家の犬の犬小屋の前にTと我が家の犬が居るのを二階から見ていた。散歩の帰りに早起き犬を表敬訪問した風だが、早起き犬の姿は見えず、Tは犬小屋を覗き込んだり作業所の奥の方に目をやったりしている。犬の方はやたらしっぽを振って喜んではいるが、これは留守をいいことにH家の犬の餌を食べているからのようだ。下を向いて盛んに尻尾を振っている。「居ないから帰ろう」と犬を促して我が家の方を向いた時、散歩から帰ってきたのか白い早起き犬が姿を見せた。しかし、待っていたTと犬に対して喜びの態度は現さない。四六時中、小屋の前で動き回って吠えている犬が、右向きから左向きに向きを変える程度だ。しかし、吠えるというわけでもないから、この訪問は日常的ではあるようだ。但し早起き犬にとって、そう嬉しいものではないことが察せられた。これは昨日の夕方二階から見た光景だが、文書を配りに訪れた際の早起き犬の異常な吠え方と、この時の妙に覚めた態度が違い過ぎて、むしろこちらに現実味がなく、夢を見たような気分になった。

|

« 田代山 | トップページ | 月山二回目 »

犬に如かず、虫に如かず」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: そういう態度もとる:

« 田代山 | トップページ | 月山二回目 »