剱岳1/3
剱岳は一般登山道の中では槍・北穂間の大キレットと同等の最難関に位置付けられています。この山に登るために我々は人口壁のクライミングを何年も練習してきましたが、最も肝要な天候に恵まれず、その計画は何度も中止となってきました。今回も予報は微妙で、決定は当日の朝の予報を見てということになりました。いくつかの代替地の中で最も天気の良い場所を選ぶのが通例です。5時の集合場所でしばし話し合って、天気が悪くなれば立山だけ登ることにしてと、予定通り向かうことになりました。そしてこの決断は吉と出ました。雨となったのは3日目の夜中だけで、合羽は一度も着ないで済んだどころか、剱岳の途中まで絶好の眺望あったし、最終日の立山三山も前回よりも良く晴れたのですから。
↓ぎゅうぎゅう詰めのケーブルカーと満員のバスに揺られて室堂に着きました。
室堂から雷鳥沢まで一旦下り、そこから新室堂乗越を経て別山乗越へ。花はまだ最盛期のようです。
別山乗越に着いても剣はまだガスの中にその姿を隠していました。
別山乗越から剱沢に下ります。
剱沢でテントを張って夕食を終える頃、ようやく剣はその全貌を見せてくれました。山を趣味とする者なら、よほどの根っこでない限り、いつかは登って見たいと憧れる山です。
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