新潟ハーフ、大健闘と大転倒、一音違いで大違い 3月17日(日)
走り始めの1キロは5:30とロスしたが、以降は4:30から:40を維持し、自己新の33分は無理だけれど、去年の36分台より少しでも縮めようと後半徐々に盛り返して迎えたゴール直前、ラストスパートして会場に入ろうとした瞬間にまさかの転倒。足がもつれたのか足元が滑ったのか思い返してもよく分からないが、とにかくバタッと凄い勢いで倒れて、一瞬なにが起きたのか理解できない状態の時に、すぐ横で「ゴールはすぐだから頑張って!」と若い男性の声がした。「え、そんな、まだ頑張れそうに見えるの?」とその声が何か意外な気がしたのは、相当転んだ衝撃が大きかったのだと思う。もちろんすぐ立ち上がって走ろうとしたが、急に止まったせいか、足が攣りそうになり、血が出ている右の膝も痛いし、顔に手をやった手袋には血が付いていたし、あちこち気にしながら会場に入り、なんとかゴールを跨いだ。結果はネットタイムで1時間37分54秒。去年より1分悪いが、最後の転倒以外は気持ちよく走れた。ゴール後、景品のバスタオルと水をもらってから救護室に行き、応急処置だけしてもらって二人を待ったが、綿野舞さんもYも思ったより早く帰ってきて、大健闘というべき結果だった。大健闘と大転倒、わずかの違いで大違いだが、大転倒しても大健闘はできるはずだが、残念ながら僕は両立できなかった。顔の傷は目立ったので、すぐ説明をしなければならない。事実では面白くないので、転んで担架に乗せられたことにした。すぐ担架が来たので自力で乗って、あとすぐだから僕を乗せたままゴールを目指してくれと頼み、よろよろと進んだけれど、あんまりゆっくりだから、近くにいたスタッフにも頼んで、4人で持ってもらってスピードをアップ、会場に入り、ゴール前の直線で「申し訳ないけれど、計測のチップが靴に結んであるから、頭からでなく足からゴールに入ってくれないか」またお願いして、そこでぐるっと担架を回してもらって、願い通り足からゴールできたと。ただ担架の前後を逆にする時間と、そのまま頭からゴールした場合の頭と足の通過時間の差異は、もしかすると後者の方が短かったのかと後悔したことも付け加えた。綿野舞さんは端から冗談だと思っている様子だったが、後から来たYはそれでもゴールは認められるの?と驚いていた。血だらけになって担架でゴールしたランナーは優勝者より沢山の喝采を受けたらしいということも付け加えておいた。
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