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2019年6月28日 (金)

半夏生

 仕事場のTさんが半夏生を花瓶に挿していたので、半夏生の話になった。夏至から11日目、あるいは11日目から5日間を半夏生というらしい。その頃咲くからこの葉っぱの白い花を半夏生というのか、この花が咲く頃だからこの時期を半夏生というのかとそんな話をしていたが、図鑑を繰るうちに、花が地味なので虫を誘うため花のように葉を白くしたため半化粧という説があるのを知って、私はこの説で行くことにした。半夏生という謎めいた言葉に対して、いかにも俗っぽい感じがして、多分こじつけ、後付けの類だが、分かり易い。
 父の二回目の石取りはうまくいって、先生から退院の許可が出た。リハビリを経て、来月中頃には退院できそうだ。
 母親が倒れたのが13年前、父が中心になって介護をし、私は食事だけ。家に居る日は三食作ったが、普段は朝食だけ。母の部屋に運び、父は私と食べていたが、そのうち父の分も母の脇に運ぶようになった。父親の体力が衰えるにつれ、片付けも私がやるようになり、母を施設に預けるようになってからは、空いたベッドに父が寝て、そこに食事を運ぶようになった。
 徐々に衰えて今日に至っている。理想は「ピンピンコロリ」なのだろう。不自由な姿態を見るにつけ、また同じような年齢で元気でいる人を見るにつけ、そう思うが、苦しみが9で、喜びが1でも、生きる力がその1にあるから生きられるのだろう。私の中に罪滅ぼしという気持ちはないけれど、急に亡くなってしまう話を聞くと、徐々に衰えていく父母に付き合えることに感謝している。
 半夏生、夏を半ば生きる、なのか、半ば夏を生きるなのか、夏に生ビールを半分飲むなのか、半夏は懺悔の響きに似て。

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