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2020年1月

2020年1月20日 (月)

初登りは五頭山

 例年にないカメムシの大発生は巷間では大雪の前触れだという話だったが、目は逆に出て未曽有の少雪、例年の一月半ばなら毎朝4時半か遅くても5時には除雪を始めていたのに、今家の周りにも屋根にも1ミリの雪もない。ただ天気はやはり陰鬱な空模様、雪が降らないだけで、雨が続いて5日の初登りは12日に延期になり、参加できたのは綿野舞さんと私だけ。村杉の駐車場にも雪はなく、三連休の中日、午前中の晴れが保証されていたので、続々と車が集まっていた。少雪とはいえ、さすがに山だから、五合目辺りから雪道となったが、その頃我々を颯爽と追い越していった女性がいた。一休みした時、さっきの女性はかなりのベテランだと綿野舞さんに私は言った。五頭といえども冬の山に単独で登ってきたからそう言うのではなく、ストックを握った手にしていた手袋が「防寒テムレス」だったからだ。この手袋、鮮やかな青色で人目を引くが、本来は山用の物でなく、ショウワグローブという会社が冬の作業用に作ったものだ。だから廉価で且つどこにでも売っている。厚手のゴム手袋だから完全防水、内側起毛で防寒性があり、蒸れもない。これが以前から山屋の間で地道に普及している、そうなのだ。そんなことを綿野舞さんに登りの途中で吹聴して、吹聴したことも忘れて三角点本峰に到着した時に目にしたのは、雪にささった三組のストックに被さった三組の「防寒テムレス」だった。その持ち主は前一ノ峰で飯豊を眺めている時に後ろを賑やかに通っていった三人組の女性達、その中の一人はしゃがみこんだままアイゼンを付けるのに四苦八苦している風で、初心者のようだ。私はなにか興覚めの思いで、さっきの自分のしたり顔を恥ずかしく思った。
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晩秋の山のように登り始めても雪はない。
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雪道にはなってもいつもの景色ではない。
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三ノ峰に着く。
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一ノ峰
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前一ノ峰 奥の白嶺は飯豊連峰
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前一ノ峰から三角点のある本峰へ向かう。
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その本峰で見たのがこの光景。三組のストックに三組のテムレス。真ん中の女性は終始アイゼン装着に四苦八苦していた。話の内容からリーダーの女性さえ山屋ではないと推察できた。
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本峰に行く前に寄った二ノ峰に戻って昼食。今年一年、会の山行に幸多きことを祈った。そして個人的には知ったかぶりをしないことと。

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2020年1月 4日 (土)

今年の元旦マラソン考

 50歳で元旦マラソンに挑戦して56歳の時は目まいで欠場したから今回で12回目。三回目からはラップも記録していたが、去年は無記入、順位こそ2位だったが、初回と同じ45分台という最低の記録で、留めようという気にならなかったのかもしれない。今回のラップを打ち込みながら12回を振り返ると初回45分台の翌年43分、続いて44分、44分、それから3年43分台、そして42分台になって、59歳の時41分台の自己新を出している。60歳の最初が43分、昨年悪天候はあったが45分と落ちて、今年44分台。記録が落ちている原因に加齢があることは否めないが、一番はやはり練習量だろう。バドミントンを始めて走れない日が確実に2日できた。楽しくてやってるバドミントンだが、翌日のランニングはどうも調子が上がらない。疲れが取れにくくなったようだ。また、10月の新潟マラソンが台風で中止になった後、11月の五泉のマラソンも開催されず、その時期の練習に気が入らなかったこともあるだろう。10キロという短い距離だが、ひと月や二月で結果が出るものでなく、一年の練習の成果なのだとつくづく思っている。長く走る時間がなければ30分でも良いから走ること、その積み重ねしかないと覚悟を決めるのである。

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正月三日

 2日の一晩だけ母を戻してもらった。昨年の正月は大晦日から戻ったが、父も寝たきりになってみれば、一晩がせいぜい。四ヶ月ぶりの家だが、施設だと思ってか、私が食事を出すのを見て、手伝いに来たのかと言う。それでも三食とも出した物すべて食べた。食欲旺盛なのはありがたい。おむつの中に手を入れて排泄物に触って汚物まみれになる。施設でも時々そうやって余計な面倒を掛けている。盆に帰った時も一度それをやり、今回もそうだった。怒っても呆れても仕方ない。お湯をいれた洗面器をベットにのせて爪にまで糞便の入ったその手から洗う。全部着替えて、シーツも替えて、その始末に小一時間も掛かる。介護制度は本当に有難い。でなければ、ノイローゼにもなり、無理心中もするだろうことは容易に想像できる。叱っても仕方ないが、叱らないのも難しい。叱れば「殺せっちゃ」と寝たきりとなった当初さんざん繰り返した言葉を言う。「んめば殺せば俺が刑務所入んねばねねが」と以前は言ったが、今は「俺が刑務所入れば父ちゃん誰面倒みらん」。すると「んだの」と簡単に納得する。分からないのは、尊厳を失いながら死に近づいていくこと。それとも、端からは惨めな姿でも、そうではない、自然の摂理なのか。

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2020年1月 3日 (金)

2020元旦マラソン

 12月の練習で45分で走れれば上出来なんじゃないかと思っていたが、大体その通りの結果になった。なかなか調子が上がらないのは歳のせいかと思い始めて、それでも本番になればもう少し頑張れるのかとも思っていたが、44分25秒。50歳代最後に41分台の自己最高でクラス八位になったが、翌年から60歳代のクラスになり、順位こそ3位、2位と上がってはきたが、記録は落ちてきていた。ただ、1位こそ到底追いつけないタイムだけれど、2位3位は同じ44分台、数年前まで42分、遅くても43分で走っていたので、メダルが遠のいたわけではない。また頑張ろうと思うのだ。
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牟礼山 12/22

 同行3人、2019の登り納め。今年もたくさんの山に登って自身も仲間も怪我無く済んだ。登山は私にとっても仲間にとっても大切な時間だ。他二人は小動物が皮をはぎ取った小枝に興味津々のようであったが、私はそういう他愛ない会話に耳を傾けながらも、ただ感謝の気持ちで登ったのであった。
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よく整備された道を行く。
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そんな道に点々と落ちていたのがこの皮を剥かれた小枝。二人は兎の仕業と結論づけていた。
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約100分で頂上。右から、朳差、枯松、大境、葡萄鼻。
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眼下の平地は関川村の七ヶ谷地域、その向こうに光兎、頭巾、そして朝日連峰。
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テントから。


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