山座同定は希望と軌跡登った山と登る山が今を支えているずっと生きられるなら登る意味もないがいのちのかぎりを確かめに行く
博士山(1482m、一等三角点)は地元福島県南会津地域では有名な山で、ここらで云うと朴坂山や光兎山みたいなものだろうが、例年5月の第三日曜日の山開きの日には300人も登るというから、人気という点では格が違うようだ。ブナと檜の大木の生い茂る「道海泣き尾根」と名の付いた急登を登り詰めると尾根に出て、そこからは白く浮かんだ故郷の山、飯豊連峰を背中に負い、振り返り振り返りしながら細い尾根を進んだ。詳しくは「綿野舞」参照のこと。