同行7人 三連休の天気は芳しくはなかったが、登山人であれば指を銜えて見上げてばかりはいられない。所詮厳冬期の飯豊や朝日に入れるわけではないが、せめて里山であればいくら荒れても危なくはない。いやさ、荒れてこそ冬山というものだろう。高坪山は関川に住む人なら毎日見る山だ。大事なところは村上市の領分に入っているけれども、関川の分を取ったら高坪は成り立たない。つまり陰の立役者なのだから、冬と春と秋にはブナの景色を是っ非見に行かなければならないのだ。≫積雪のため登山口まで車は行けず、先ずは50分歩く。よもやここでへたばる人間がいるとは予想だにしなかった。それは私の同僚S、通称「群馬の小熊ちゃん」であった。詳しくは「綿野舞」参照のこと。