川入から入る飯豊縦走の三日目。パーティの人数の多寡によらず、大概私は一番後ろから写真を撮りながらついていく。美しい景色と仲間の後ろ姿をすこし離れた所から見ていると、時々永劫(えいごう)と刹那(せつな)の間で恍惚となることがある。時間という永劫の中の儚い人生の中の一瞬、一刹那を小さな星の一角、この場所に置いているという思い。一種感傷的な気持ちだが、心に刻むこの刹那こそ永遠なのだ、という感覚もあって不思議な思いになることがある。